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* この編では、「潤子の特異な行動」について、時折報告をくれる理恵子さんについて、お話を致します…
*…そもそも理恵子さん夫妻が、私達の町内会に越して来たのは、確か4年ほど前でした。
その頃、町内会の会合や行事などで顔を合わせるようになり、同世代だったせいか段々と話をするようになり、学生時代の話や仕事、あるいは生活の話などをして行く内に、お互いに意気投合し、家族ぐるみのお付き合いを親しくするようになったのです。
それからは、夏に家族同士でキャンプに行ったり、週末にはたまに焼肉パーティをするなど、親睦を深めて行きました。
一方、家内も理恵子さんとは、気が合ったようで、二人でショッピングや映画、または食事に出掛けるなど、潤子の方が理恵子さんより6つ程歳上なのですが、親しくお付き合いが続くようになりました。
私ら夫婦と理恵子さん夫妻とが、そんな親しい関係になってから、およそ1年ほど経った頃だったでしょうか…
*…ある時、理恵子さんから私に1通のメールが入ったのです…。
「ちょっと相談に乗って欲しいことがあるので、今度、二人で会いたい…」と…。
…私は突然のメールに、正直戸惑いました…。
それまで、夫婦同士4人でお付き合いしていたところに、突然、二人きりで会って欲しい…それも、相談がある…いろいろと考えを巡らしても、何のことやらさっぱり見当もつかなかったのですが、割と深刻な雰囲気を感じたので、私がお店を決め、それから2週間ほど経った金曜の夜に会うことにしたのです。
* 仕事を終え、夜の7時頃から和食処の個室で待ち合わせました。
…最初は、いつもどおりの普通の会話から始まり、何の変哲もない雑談めいたことを話ししたんだと思います。
…この時までは、理恵子さんの態度は全く普通で、いつもの様子と何ら変わったところは有りませんでした…。
…そうして、8時を回った頃、頃合いを見計らって…
「ところで、相談と言うのは…?」私から思い切って切り出したのです。
「…いえ、何でもないんです…」…彼女の表情が、それまでとは少し変わったのが分かりました…。
私は、次の対応を果たしてどうしたものかと迷ったのですが…黙っていても埒が明かないと思い…
「遠慮は入りませんよ、せっかくの機会だから、何でも言って欲しい…」と言ったところ…
彼女は俯き加減に目を伏せ黙りこくると…すると、涙を流し始めたのです……
(続く……)