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(続き~❷)
* ……そして翌朝、私は5時に起き支度をしてコンペに出発、途中近くのコンビニに朝食を買いに寄ると、偶然スポーツ新聞を手にした山下さんのご主人に会ったのです。
「昨日は家内がずいぶん長いこと、お宅にお邪魔したようですいませんでした」
「昨日?奥さんが?…何時頃ですか?」
「3時過ぎに回覧板を届けに伺って、2時間以上も上がり込んで、奥さんにご迷惑お掛けしたようで」
「…そりゃあ何かの勘違いですよ、昨日は私ら家内と用事があって親戚の家に出掛けてましてね、戻ったのが8時過ぎだったかなぁ」
「えっ?…………」
「日中だったら私ら居ないから、家の息子が友達呼んで麻雀してた筈ですよ」
「…そうだったんですか……」
…私は何だか狐につままれたような気分でした…。
この山下さんの息子というのは、確か現在大学の3年生で、親と同居し市内の学校に通っているのですが、高校生の頃から素行不良で何かと悪い評判が立っていたのを思い出しました。
* …何だかもやもやした気分の抜けないままプレーしたもんだから、成績は散々で全く賞に絡めず、コンペが終了し家に戻ったのが夕方5時近くでした。
「お前、昨日本当に山下さんちに行ってたのか?」
「そうよ、どうして?昨日説明したじゃない…」
「…いや、ちょっと気になることがあってな…」
一瞬、家内の表情が変わりました。
「ふぅ~ん、おかしなこと言うわねぇ…」
*……その後、夕食を終え居間でテレビを見てると、9時頃玄関のチャイムがなりました。
潤子は入浴していたので、私が出てドアを開くとそこに立っていたのは山下さんの息子のたけし君でした。
(続く………)